ロフト

選択された1つの曲線を開始位置として順々に曲線を選択していき、それらの曲線を、選択した順に通るような曲面を作成します。この操作を実行したときに曲線が選択されていなければ、一番はじめに選んだ曲線から曲面が始まります。
この操作は他のソフトウェアではスキニングとも呼ばれる操作であり、ビンや船底などの長さを持った図形作成によく用いられます。形状の断面をあらかじめ曲線で作っておけば、それらを結んで形状を作成することができます。

現在選択されている曲線数を表示します。はじめから2つ以上（”閉じた曲面を作成”にはじめからチェックが入っている場合は3つ以上）の曲線を選択してこの操作を実行した場合は、この曲線数に0より大きな数が表示され、そのまま完了ボタンを押して、曲面が作成されるようになっています。その際に、選択された曲線を結ぶ順番は自動的に計算されるため、結果の曲面が意図しない形状になることがあります。その場合は、複数の曲線を選択してロフトを実行するのではなく、ロフトのなかで一本一本の曲線を順に選択して下さい。

連結される曲線の最後と最初を結ぶことで、縦方向が閉じた曲面を作成します。

最後の曲線の選択をキャンセルして一つ戻ります。または現在選択されている曲線を連結するものとして登録して、次の選択に移ります。曲線選択時に左ボタンダブルクリックでも”次へ”ボタンと同じ操作になります。

曲線を連結して曲面を作成します。

例：

4つの曲線を通る曲面を作成した例です。4つの曲線はどれも制御点の数が異なっています。

詳細：

この操作では、選択した複数の曲線のノットについて、それらを正規化して同じ位置になる場所を結んで曲面を作成します。従って、すべての曲線の制御点の数が合っていても、ノットが違う場合は制御点同士が結ばれるとは限りません。制御点同士を結びたい場合は、「曲線/曲面」→「曲線/曲面」→「等間隔にする」メニューを用いて2つの曲線のノットを一様にするか、一方の曲線をもう一方から複製して変形させてこの操作を行ってください。